ラーメン構造について
マンション構造:「ラーメン構造」と「壁式構造」の2種類があります。
「ラーメン」はドイツ語で「額縁」「枠」の意味

ラーメン構造の特徴
垂直方向に建つ「柱」と、柱をつないで水平方向にかけられる「梁」で長方形を構成します。
柱と梁のフレームを建物で支え、室内に動かせない耐力壁が出ないため自由な空間が作りやすいのが特徴です。
今後、リフォームしたいときには、間取りの変更も可能なため自由度が高いといえます。
一方で、室内に柱や梁が張り出してしまうデメリットもありますが、低層から高層建築物まで幅広く対応可能です。

壁式構造の特徴
柱や梁の枠組みの代わりに「壁」という面で建物を支える構造です。
「耐力壁」と呼ばれる強固な鉄筋コンクリートの壁が使われます。
耐力壁を使って、床と壁を接合し、頑丈な建物を作ることが可能です。
5階以下のマンションや建築物に利用される建物構造で、高層になると建物の強度が保てなくなります。

ブレース構造の特徴
低層の賃貸集合住宅など、軽量鉄骨で造られることが多く、ブレース構造が使われます。
「ブレース」とは建物を補強する部材のひとつで、柱と梁で構成された四角形の対角線上に斜めに設置します。
ブレースの役割は、地震や風など建物に水平方向にかかる力に抵抗することです。
2階建以下の低層住宅や低層集合住宅で軽量鉄骨を採用する際に用いられる工法です。


マンションの構造と柱や梁の材料の関係とその特徴
ラーメン構造
鉄筋コンクリート造(RC造)
20階以上の高層建築物も可能
鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)
高層建築物によく採用される
鉄骨造(S造)
賃貸住宅や工場などに多い
壁式構造
鉄筋コンクリート造(RC造)
低層マンションによく採用される