住宅価格指数

住宅価格指数の主な目的

1.　価格変動の把握:
住宅価格指数は、一定期間内の住宅価格の上昇や下落の傾向を示します。これにより、住宅市場全体の健全性や経済状況の変化を把握することができます。

2.　投資判断の指標:
投資家や不動産業者にとって、住宅価格指数は投資判断の重要な指標となります。価格指数の上昇は、不動産市場が好調であることを示し、逆に指数の下落は市場の停滞や価格の調整を示すことが多いです。

3.　政策決定の参考:
政府や金融機関は、住宅価格指数を基に経済政策や金融政策を策定することがあります。特に、住宅価格の急激な上昇や下落は、バブルや不況の兆候とされるため、政策決定の際の重要なデータとなります。

首都圏総合は６ヶ月連続上昇

（一財）日本不動産研究所（JREI）は27日、2024年6月の「不動研住宅価格指数」（既存マンション）の結果を発表しました。

　2000年1月を基準に100とした場合、首都圏全体の指数は123.52ポイントとなり、前月比で0.99％上昇し、6ヵ月連続の上昇となりました。また、前年同月と比較しても7.15％の上昇を記録しています。

　地域別に見ると、東京都の指数は141.66ポイントで、前月比1.30％の上昇を示し、こちらも6ヵ月連続で上昇しています。神奈川県は107.17ポイントで1.23％の上昇を見せた一方、千葉県は89.15ポイントで0.15％の下落、埼玉県は91.81ポイントで0.95％の下落となり、埼玉県は2ヵ月連続での下落となりました。

※参考資料　国土交通省　不動産流通研究所