不動産投資における団体信用生命保険とは?
団体信用生命保険とはローン返済中に死亡や高度障害など万が一の事があった場合にそのローンの借り入れ残金が団信の保険金によって弁済される保険です。
不動産投資ローンであれば残された家族に物件が残り毎月賃料収入を得ることができたり、あるいは物件を売却して資金を得ることができます。
また保障内容によっては病気の治療で仕事ができずかつ空室で家賃収入がないときにもローンの返済をまかなえることができ安心材料となります。
団体信用生命保険の種類は?
①通常の団信
死亡時・高度障害保障(特約なし) 一般的な団信は特約がなしの場合、契約者が死亡もしくは高度障害状態になったときに保険料が支払われます。
②3大疾病保障付き団信
特約のない通常の団信に加えて契約者が「がん・脳卒中・急性心筋梗塞」のいずれかを発症し、所定の状態に該当した場合に保険金が支払われます。
③8大疾病保障付き団信
3大疾病に加えて「高血圧・糖尿病・肝硬変・慢性肝不全・慢性髄炎」といった生活習慣病を含む8つの病気のいずれかを発症した場合に保険料が支払われます。
④がん保障付き団信
通常の団信に加えてがん保障がついた団信です。所定のがんと診断された場合に保険金が支払われます。ただしすべてのがんに適用になる訳ではなく多くの金融機関で「上皮内がん」「皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚がん」は保障の対象外としているところが多いため注意が必要です。
⑤全疾病保障付き団信
通常の団信に加えて病気・けがによる就業不能状態担った場合に保険料が支払われます。

団信の保険料の特徴は?
・ほとんどの場合、保険料はローンの金利の中に含まれています。また、特約を付加する場合は年0.1~0.3%程度の金利がローンに上乗せされることが多くなります。
・加入できるのはローンの契約時のみとなり後から加入することはできません。
・生命保険と違い保険料は年齢や性別を問わず一律となります。
・生命保険では保険料が控除の対象となり所得税や住民税の節税ができますが団信は対象となりません。
・健康状態によっては加入できないこともあります。その場合は通常の団信と比べて引き受け範囲が拡大されたワイド団信を検討する方法もあります。