不動産投資における利回りの種類
不動産投資の利回りとは投資した金額に対して得られるリターンを数値化したものです。
利回りは主に「表面利回り」と「実質利回り」の2つの指標で表されます。

●表面利回り
表面利回りの計算方法は次のとおりです。
表面利回り(%)= 年間家賃収入 ÷ 物件購入価格 × 100
不動産投資において、「利回り」という言葉が使われる場合、一般的にはこの表面利回りを指します。
●実質利回り
一方、実質利回りの計算方法は次のとおりです。
実質利回り(%)= (年間家賃収入 – 年間の諸経費) ÷ (物件購入価格 + 購入時の諸経費) × 100
年間の諸経費には固定資産税や管理・修繕費などが含まれ、購入時の諸経費には
不動産仲介手数料や不動産取得税などの税金
、火災保険料、固定資産税、都市計画税などの支出が含まれます。
このため、実際の運用に合わせた利回りを算出することができます。
実質利回りは、より具体的な収益性を評価する際に役立ちます。
市場動向について
利回りは常に一定ではなく推移しています。「収益物件 市場動向 年間レポート」によると2022年の平均表面利回りは
区分マンションが7.41%、
1棟マンションが7.84%でした。

※「不動産投資と収益物件の情報サイト健美家(けんびや)」データ引用
2022年 ◆区分マンション 表面利回り7.41%(前期比-0.03ポイント)
価格1,511万円(同-1.44%)
◆1棟マンション 表面利回り7.84%(同-0.20ポイント)
価格16,652万円(同+2.08%)
●区分マンション

●一棟マンション

※「不動産投資と収益物件の情報サイト健美家(けんびや)」データ引用